vol.298
今日はちょっとマニアックなお話。
人の体は膜というシートで色々なところがつながっていて、腰や膝などの下半身の痛みは生殖器官と関係があります。
そして左側の腎臓(そら豆のような形の臓器)は生殖器官と関係があります。
不思議ですよね😳
ただちゃんと理由があります。
オステオパシーは解剖学という体の地図が何よりも大切です。
例えば腎臓と生殖器官の関係を体の地図から見てみると左の腎臓から出ている静脈(青い血管)から精巣や卵巣に向かう静脈が出ています。
でも右の腎臓から出ている静脈からは出ていません。
これは何を意味しているかと言うと、左の腎臓に何らかの影響、例えば腎臓の筋膜が硬くなると生殖器官に影響が出てきます。
生理痛の原因がここにあることもありますし、股関節の動きが悪くなったり、膝が痛くなったりする原因がここにある場合もあります。
そのような場合は、水分補給をしっかりする、動物性タンパクの取り過ぎに注意するなど、腎臓に負担を与えないように食生活に気をつける必要があります。
このように関節の動きや痛みと全身の関係はとても複雑にからみあっていますし、体の状態によって気をつけることも個人個人で異なります。
解剖学の本を眺めていると人の体は凄いな〜といつも感激します😍
毎日楽しく仕事ができることに感謝して今日も一日ベストを尽くして行きます!
おしまい✋