アキレス腱断裂術後の不調でお悩みの方へ

「なかなか痛みが改善しない」
「違和感なくスポーツがしたい」

アキレス腱周囲の痛み、違和感を改善し、早くスポーツを楽しめる体へ。
広島市でアキレス腱断裂術後の後遺症でお困りなら当院へご相談ください。

このような症状でお悩みではありませんか?

  • アキレス腱の周りが硬く痛み、違和感がなくならない
  • 足首、ふくらはぎに上手く力が伝わらない
  • アキレス腱の手術前と比べて瞬発力がなくなった
  • 足首の動きが悪く、特に動き始めが辛い
  • 痛み、違和感を抱えたままスポーツを再開している
  • 病院や整骨院で治療をしているのになかなか良くならない

アキレス腱断裂術後の痛みや違和感がなかなか改善しない場合、アキレス腱周囲の癒着、神経や血管の滑走不全、筋-腱の神経伝達障害などアキレス腱周囲の組織の状態を細かく確認して治療していく必要があります。

アキレス腱断裂の要因とは?

アキレス腱は、かかとの上部後面にある太いスジ状の腱でふくらはぎ(下腿三頭筋)の筋力をかかとの骨に伝える役割があり、瞬発的な動きをする際のキーポイントとなる部分です。
アキレス腱断裂の要因として繰り返しのストレスによってアキレス腱に微細な損傷や瘢痕化(きずあと)が生じて腱の変性が起こっている場合が多く、その状態でアキレス腱への強い伸張とふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)の収縮が同時に起こることでアキレス腱に強い張力がかかるため起こります。

アキレス腱断裂の一般的な復帰までのプロトコル

アキレス腱断裂をした場合、手術治療または保存療法の二つが選択肢となります。
手術治療では断裂したアキレス腱を縫合しますが大きく直視化縫合術と経皮的縫合術という傷が小さい手術の2つに分けられます。
手術治療のメリットは再断裂率が低く、ギプス固定の期間が短く、筋力低下を最小限に抑えることができるためスポーツ復帰までの期間が早いことです。デメリットとして手術の合併症である傷の感染症、神経損傷などのリスクがあります。経験上の所見として手術による癒着、瘢痕形成が問題となる場合が非常に多い印象です。
以前は保存療法では再断裂のリスクや筋力低下のため否定的でしたが、近年では保存療法(アキレス腱断裂の状態による)でも適切な管理、リハビリテーションをすることで手術治療と同じような効果が期待できるようになっています。
アキレス腱断裂のリハビリプロトコルとして、時期に合わせた足首の可動域の獲得や足首周りの細かい筋肉(腓骨筋、後脛骨筋、内在筋)と大きな筋肉(腓腹筋、ヒラメ筋)の強化、足首から股関節、体幹までの神経伝達のトレーニングを進めて行き、6ヶ月〜8ヶ月でスポーツ復帰を目指すことが一般的な流れです。

アキレス腱断裂術後の後遺症としてよくある症状

保存療法より手術治療は損傷した部位にメスを入れるため皮膚や腱膜などの、軟部組織を傷をつけるため術後の癒着が問題になることが多いです。

癒着を起こしやすい場所は、術創部の皮膚や下腿筋膜間と縫合部と滑液鞘(パラテノン)間で起こります。その他では、アキレス腱付着部付近と脛骨の間にある脂肪組織(kager’s fat pad)と、付近にある足趾屈筋群や滑液包なども癒着を起こします。

なぜリハビリを続けているのによくならないのか?

一般的なリハビリでは超音波治療器などの物理療法や関節可動域訓練や筋膜リリースなどの徒手療法、下腿三頭筋や体幹、股関節の筋力強化などの運動療法が行われています。

ただ癒着が解消されていないことが多く、アキレス腱周囲の組織に滑走不全が生まれることで競技復帰してからも痛みや腫れ、力が入りにくい、動きに違和感を感じる、反応が遅れるなどの症状に悩まされることが多いです。

また母趾球に荷重をかけにくかったり片脚での踵上げに力が入らなく、スポーツ復帰の妨げになっている事もよく見られます。

病院での治療 整骨院や整体
・超音波治療、電気治療
・ストレッチ
・筋力強化などの運動療法
・筋膜リリース
・ストレッチ
・マッサージ
・テーピング

アキレス腱断裂術後に対する当院の施術

当院ではオステオパシーとエクササイズを併用してアキレス腱断裂術後の後遺症の根本治療を行うことで、痛みや違和感、筋出力を改善していき、更に再発予防も目指します。

※当院の施術「オステオパシー」「発達運動学的エクササイズ」について詳しく知りたい方は、「当院の施術について」のページをご覧ください。

①アキレス腱周囲組織の問題を改善する

どこが原因でアキレス腱周囲の問題が改善されないかアキレス腱、アキレス腱周囲組織、関節の動き、筋出力を検査してその原因を治療していきます。

▽手術により癒着した部位を緩める
→下腿三頭筋の筋出力向上、足関節(距腿関節、距骨下関節)の可動性向上、循環改善による腫れの軽減に繋がります
▽脛骨神経、腓腹神経の緊張を緩める
→下腿三頭筋の筋出力向上、足関節の動きの微細コントロール、神経伝達の向上に繋がります
▽動脈を緩める(足背動脈、後脛骨動脈、腓骨動脈)
→足関節の動きの改善、痛みや違和感の改善に繋がります
▽アキレス腱から下腿三頭筋まで直軸での筋線維の走行を整える
→可動域最終域での力の入りにくさ、神経伝達の改善に繋がります
▽脛骨、距骨、踵骨の骨自体の質的な柔軟性、足関節の可動域の適正化を図ります
→足関節の動きの改善に繋がります。

②筋出力を高めていく

アキレス腱周囲の問題を解決した後にふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)が足関節を適切にコントロールできるように神経筋の伝達を促通していきます。続いて足関節から股関節、体幹までの運動パターンの修正を行っていきます。
その後、目的や日常生活動作、スポーツ内容を考慮して運動負荷を高めていくエクササイズを行っていきます。

おわりに

施術を通して、あなたのお悩みを解消し、身体と心の健康を取り戻すために全力で治療、サポートしていきます。

畑 博之

080-4440-5281
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